手、肘の疾患

突き指、マレットフィンガー

ボールを使うスポーツでの受傷が多く腫れ、内出血、熱感があり曲げると強く痛みます。
多くが指の関節包や靭帯が伸びたり断裂することもあり、骨折を伴うものも少なくはありませんので痛みや腫れが強い時は靭帯損傷の程度の評価とレントゲン撮影での骨折確認をいたします。

マレットフィンガーも突き指で起こり指の第一関節が屈曲した状態になります。
マレットとは管楽器を叩く時に使う先に丸い玉がついた棒や頭の小さいハンマーのことを言います。この外傷で変形した指の形がそれに似ているためマレットフィンガー(槌指)と呼ばれます。
マレットフィンガーには腱断裂のタイプと剥離骨折を伴うタイプの2つがあり、レントゲンにて判断できます。
治療はほとんどがスプリント(装具)を装着して治します。

ガングリオン

手首の周りにできることが多い小さな少し硬いしこりで、押すと圧痛があります。
関節または腱鞘から発生しますので手首だけでなく足にできることも多いです。
診断は穿刺での内容確認、画像検査です。数ミリのものは薬物療法でも消退することがあり、大きいものは何度か穿刺して治ることがあります。

TFCC損傷(三角繊維軟骨複合体損傷)

手をついた後から手首の小指側の痛みが続いたり、時々よくなるが最近また傷む、という症状が何かしたときに起こります。
関節内の靱帯で囲まれた軟骨の損傷が原因ですが、まれに手関節の骨や腕の骨が原因のことがありますので医師の診察、検査を受けることをお勧めします。

手首の腱鞘炎(手関節狭窄性腱消炎(デュケルバン病)、交差点症候群(轢音性前腕伸筋腱炎))

腱鞘炎の代表格の一つがデュケルバン病で親指側の手の甲や手首に痛みがでます。
長母指外転筋腱か短母指伸筋腱のどちらかまたは両方の炎症でおこります。
スポーツやキーボードをたたく動作、ケータイ入力などの指を使う作業が原因のこともありますが糖尿病、透析、更年期、妊産婦、産後と基礎疾患や時期的なものに左右されることもあります。
交差点症候群(インターセクションシンドローム)という面白い名前の疾患も手首の親指側にできる腱鞘炎で、長母指外転筋と短母指伸筋が橈側手根伸筋腱と交差する交差点で起こる腱鞘炎です。
症状は親指を動かすとギシギシいう礫音(れきおん)とともに痛みがあります。

手掌屈筋腱腱鞘炎、ばね指

指を曲げたり伸ばしたりすると手のひら側の指の付け根に痛みや、こわばり、手が握れない、物がにぎれないなどの症状があれば屈筋腱の腱鞘炎が考えられます。
またこの状態で我慢をしていると指の曲げ伸ばしの際に指が伸びないで引っかかる感じを覚えるようになります。
これをばね指と言います。

ギオン管症候群

小指側の掌と小指のしびれ書字やつまんだ時に力が入らない時はこれを疑います。
尺骨神経が圧迫されることでおこります。
また肘部管症候群と症状が似ていますので医師の診察を受けてください。

ヘバーデン結節、ブシャール結節

指の第一関節におこる関節の変形、腫脹、疼痛をヘバーデン結節と言い、第二関節におこるものをブシャール結節と言います。
どちらも原因不明の関節炎で、リウマチや膠原病、感染からくる関節炎とは異なりますが両手の指に症状が起こっている場合で、もしご心配のようでしたら外来にて診察、検査も受け付けております。

母指CM関節症

親指側の手首に近いところの付け根の痛みが瓶の蓋やペットボトルの蓋を掴んで開ける時の捻る動作や、何かを押したりした時に痛くなります。
過度の使い過ぎや老化による関節の変形が原因ですが腱鞘炎やリウマチ性関節炎との区別が必要になります。

肘の疾患

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

脇を開けて腕を使う動作を繰り返すことにより肘の外くるぶしあたりが痛くなり、物を持ち上げたり、書字やキーボード、マウスを使う仕事、雑巾を絞るたびに痛みを覚えるようになります。
長期化し治りにくい病気でもあります。
治療は薬物治療、ストレッチ、マッサージさらに近年はPRP療法、ESWT療法等新しい治療法も出ております。
早期には注射も有効ですのでご相談ください。

野球肘

小中学生の投球動作の繰り返しでおこる肘の痛みを伴う障害ですが、たいていの場合ボールを投げたりバッティングすることはできてしまいますので軽く考えてしまいがちです。
肘関節の骨や軟骨が傷むことが原因ですので重くならないうちに医師の診察をお受けください。

ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)

ゴルフや重労働で肘の内くるぶしあたりが痛くなる病気です。
日常生活時では痛みは少ないようですがゴルフを始めようとクラブを握っただけで痛みが走ったりします。
テニス肘とともに長期化したり治りにくい病気となりますので早めの受診をお勧めします。

肘部管症候群

手首から先の小指、薬指のあたりにしびれがでます。
進行すると手の甲の筋肉がやせ、小指と薬指が軽く曲がった状態になります。
手をよく使われる方、楽器を演奏される方にも多くおこります。
肘関節の変形や腫瘤の圧迫で尺骨神経が圧迫されることが原因です。
診察、検査を受けていただいた結果で薬物療法を中心とした治療を行います。

肘内障

乳幼児で急に肘や肩あたりの痛みと肩が抜けたようなぶらりとした腕の姿勢をしていたら肘内障の可能性があります。
腕が引っ張られることで橈骨頭の輪状靱帯がずれることでおこります。
診察時に外傷性ではないことが確認できたら徒手整復を行います。

肘頭滑液包炎

肘頭あたりが腫れ、熱感、発赤しますが痛みは少ないことが多いです。
繰り返す肘への刺激や皮膚からの感染、痛風などの結晶が原因でおこります。
治療は穿刺して内容物の検査等を行い細菌が原因のようでしたら抗菌薬の投与を早期に行います。
長期化することも多いです。

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